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小林瓦店ホームページ

年間約2000時間を屋根の上で過ごす屋根職人独自の視点から発信します。

東京都(板橋区・練馬区・豊島区・北区・杉並区・中野区等)埼玉県(和光市・朝霞市・新座市・さいたま市等)を中心として雨漏り工事などの仕事をさせていただいています。
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 東京都板橋区で雨漏り修理などの屋根工事をしています、屋根屋の小林です。 いつもブログをご覧いただきありがとうございます。 小林瓦店のホームページはこちらです。

 

 今日は富士見市で、屋根工事をさせていただきました。

 ありがとうございました040.gif

 現在瓦取替工事をさせていただいています(^O^)

 今回施工させていただいている瓦は三州瓦なんですが、一番多く使われている桟瓦という瓦。
防災瓦のひみつ_c0223192_229118.jpg

 ↑この瓦が桟瓦(さんかわら)といいます。

 この瓦、防災機能が付いています。

 どのような機能かと申しますと、このように↓
防災瓦のひみつ_c0223192_22112041.jpg

 瓦の右下に秘密があります。切り込みのところに二段になって防災ツメと呼ばれるものがついていて、この部分が、
防災瓦のひみつ_c0223192_22114050.jpg

 瓦の左上のえぐれている部分に
防災瓦のひみつ_c0223192_22121177.jpg

 重なった時に、引っかかります!すると、上の瓦がめくれ上がるのを下の瓦が押さえます。

 下の瓦がめくれない限り、上の瓦もめくれません。

 そして、瓦は屋根に打ち付けた瓦桟という材木に引っ掛け
防災瓦のひみつ_c0223192_22142257.jpg

 さらには、釘で打ち固定します。
防災瓦のひみつ_c0223192_22151154.jpg


 この防災機能が付いていて、さらには瓦桟に釘で全数固定しながら瓦を葺いていきます。
防災瓦のひみつ_c0223192_22162263.jpg


 このような施工方法にて瓦を葺き納めることで、考えられる限り瓦が台風で飛ばされるなんてことはないと思います。

 昔からこのような和瓦は形も変わらず、進化していないのかと思いきや、見えないところで瓦メーカーさんの努力によりとっても進歩してるんです(^O^)

 とくに瓦は「台風で飛ばされた!」や「地震で落ちていきた!」などと、悪者扱いされやすいのが現状です(>_<)

 しかし、このように進化した瓦をしっかりとした施工方法にて施工すれば、災害にも強い屋根はできるんですヽ(・∀・)ノ



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by yane1blog | 2014-11-29 22:23

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