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年間約2000時間を屋根の上で過ごす屋根職人独自の視点から発信します。

東京都(板橋区・練馬区・豊島区・北区・杉並区・中野区等)埼玉県(和光市・朝霞市・新座市・さいたま市等)を中心として雨漏り工事などの仕事をさせていただいています。
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> 今回の熊本地震で考えさせられたこと
 東京都板橋区で雨漏り修理などの屋根工事をしています、屋根屋の小林です。 いつもブログをご覧いただきありがとうございます。 小林瓦店のホームページはこちらです。

 

 今回の熊本県の地震、大変な災難でした。被災された方々が少しでも被害が少ないことを祈るばかりです。

 倒れた建物、それに埋まってしまった人々、がけ崩れなどたくさんの映像をテレビの前で、何もできずにただただ祈るように見ていました。

 そして、今回僕が非常に心に残ったのは、あの熊本城のことです。

 いわずと知れた名城で、あの立派な石垣や瓦屋根、自分も過去に何度か見に行かせていただきました。

 あの熊本城の立派な瓦屋根が、あれほどまでに崩れ落ちてしまったこと、非常にショックでした。

 というのも、あれだけの名城ともなれば、自分のような町の瓦屋の職人では想像もつかないような手法で頑丈に施工されているものだと思っていたからです。

 しかし、一番上の屋根の瓦はほとんど見る影もなく落ちていました。

 しかし、社寺の屋根に精通している友人の職人にこんな話を教えていただきました。

 城などの高い建物の屋根は、毎年来る台風などに飛ばされないように屋根は重いほうがいい。
 しかし、大地震などが来た際は、バランスよく瓦を振り落とすことで建物の一番重要な骨組みを守るように、先人の宮大工などが考えた仕組みなんだよ。

 瓦屋を初めて十数年、恥ずかしながら初めて知りました(-_-;)

 瓦を振り落として、建物の倒壊を守った。正しいそうです。

 くしくもこの震災で、そういった先人たちの知恵を知ることになりました。


 現代では普通の民家などでは、瓦が落ちて下にいた人がけがしたら危ないので、落ちないようにと頑丈に固定しています。

 僕も普段作業する際に、いかに落ちないように施工するかを第一に考えています。

 この考え方も間違っているとは思いませんが、熊本城の瓦のような考え方もあるようです。


 僕も、今回の地震でいろいろ考えさせられました。

 これから屋根工事の作業をするうえで、これまで以上に一生懸命作業させていただこうと思いました。

 被災された方々は、これからの安全と早い復興を心より祈っています。




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by yane1blog | 2016-04-17 22:48

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